One Person’s Utopia is Another’s Dystopia at 南堀江peel

Yoshie Itasaka exhibition
「One Person’s Utopia is Another’s Dystopia -Journey through the Land of Israel-Palestine-」

supported by Pulp

2019/06/06(thu) – 06/10(mon)
13:00-18:00

at peel (大阪府大阪市西区南堀江1-14-14-103)
※NOT Pulp


旅する料理人/写真家・Yoshie Itasakaによる写真展を開催いたします。
今回は、イスラエルとパレスチナを旅した中で撮影した写真を展示いたします。

ユダヤ人-イスラエル人。
そしてイスラエルという国を理解するのは、世界の複雑さを
理解する事と同様に、とても難解な事なのだろうと
Zeev Sternhell氏の著書”The Founding Myths of Israel”を読み進めながら、
イスラエルーパレスチナの土地を旅した。

シオニストが夢見たユートピアー社会実験の失敗
イスラエルの贖いーイデオロギーが生む不協和
引き返せない過去、社会的・政治的矛盾への葛藤
変化してゆく世界情勢ー国家イデオロギー、終わらない紛争。

全ての“ニンゲン”の理想が実現される
ユートピアを創造することは不可能である現実を知る。

中東問題は西欧的価値観で外面を見ていては理解できない
様々な思想(信念)や宗教を持つアラブ人や、
世界中から異なる歴史的バックグラウンドを抱えて
集まったユダヤ人とが、其々に異なる時代の流れ(紛争)を経て
この土地に存在している。

其の地の真実は、其の地を訪れなければ理解することができない。
私たちは其々が信じたい ”Belief”に寄り添い、
メディアや他者から受け取る情報(イメージ)を頼りに
妄想しては取捨選択してゆくから。

如何に知識と想像力を持って、
相反する世界観を越えてゆけるだろう

Every constructed reality is a myth,
and the more people carry it on, the more real it becomes.
Until you manage to look behind the surface

::ARTIST PROFILE::

Yoshie Itasaka

1984年 大阪生まれ。
バンタンデザイン研究所 ファッション学部スタイリスト科卒業。
2010年より放浪旅を始め、北米大陸を2年間、ヨーロッパ大陸(北欧、東欧、旧ソ連圏、旧ユーゴスラビア含む)を6年以上放浪中。2018年はロシア、東ウクライナ、イスラエル、パレスチナ(左岸)を旅し、現在一時帰国中。
原宿ROCKETにて「失恋レストラン」「New Alive Food」「New Journey Restaurant」「What’ s New Georgia!!!」等の企画展を開催。
『Rocket Magazine Vol.03 』『BIRD4号』などに写真や文章を寄稿。
2017年にジョージアを旅した記録を写真集『Reality of Here and There』としてリトルプレスにて出版。
2018年 4月、写真家・若木信吾が故郷・浜松市にオープンした写真集専門書店BOOKS & PRINTS KAGIYA Galleryにて写真展「The Future of the Past」を開催。

https://www.instagram.com/hungry_ban/